宮城県石巻市を拠点に支援活動を行う 一般社団法人こころスマイルプロジェクト 2011年3月11日の大津波によって、石巻市は広い範囲で甚大な被害が発生し、多くの尊い命が奪われました。私たちは、震災直後から子どもや女性、高齢者を中心に、様々な支援活動を行ってまいりました。 そんな中、震災によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しみ、周囲に理解を得られず、孤立し行き場を失った子どもと出会いました。PTSD等、心に深い傷を負った子ども達は、たくさんの支援があっても利用できず(そこへ行けない)声もあげられない。そして、被災地にはこのような子どもが他にもたくさんいることに気付きました。
震災は、子どもたちに大人が想像できない程の大きな「不安・恐怖・悲しみ」をもたらしました。
震災のトラウマや家族を亡くした悲しみ・喪失感・怒り(グリーフ)は一過性の支援では解決しません。
私たちは、行政やNPOの支援からこぼれ落ち、行き場を失いかけた子どもたちを長期的にサポートするために、2012年4月「心のケア」を目的とした団体「一般社団法人こころスマイルプロジェクト」を立ち上げました。「子どもたち一人ひとりの心に寄り添い、被災地住民として共に歩んでいく」ことを基本理念とし、子どもたちが心からの笑顔を取り戻せるよう、できる限りの支援活動を続けてまいります。
団体設立の経緯や活動内容の一部は、NHK東日本大震災アーカイブス 「あの日 わたしは」 より動画でご覧いただけます。
|